続・スーツ太平記 (5)

サッカー日本代表がワールドカップ出場を決めた。非常にうれしい。これまでの代表チームとの違いは、最後まで変化し続けるチームで、メンバーは固定されず、本番でも期待が持てそうな気がする。

柔道も卓球もバドミントン、水泳、陸上、野球、テニス、すべてのスポーツでワールドレベルの日本である。

我が国は、元を誤らずふるまうだけである。

さて、独断と偏見の歴史ミステリー関脇小結クラスですが、筆頭は、海渡英祐氏の「ベルリン1888年」(講談社文庫)で、若き森鴎外が、留学中のドイツで密室殺人事件のナゾを解いてゆく。事件の背後に鉄血宰相ビスマルクの影が。・・・次に紹介するは、中津文彦氏の「黄金流砂」(講談社文庫)、源義経は平泉で討たれてはいない。密かに北に向かって脱出していた。・・・・次は、日下圭介氏の「黄金機関車を狙え」(新潮文庫)、昭和5年正月、経済恐慌のさなか、金解禁に向けて、大阪から東京へ金貨の移送が決定され、それを強奪しようとするグループと受けて立つ鉄道省警護陣のたたかい。・・・・次は、丹羽昌一氏の「天皇の密使」(講談社文庫)、1941年メキシコ革命のさなか、一人の外務省職員が、ある密命をおびて、革命軍に潜入、ドジが多いが八面六臂の大活躍、日本人移民の動向もからんだ玄人受けする歴史ミステリー。・・・・つぎは、池宮彰一郎氏「事変―リットン報告書を奪取セヨ」(新潮文庫)関東軍の暴発を止めるべく、時の元老西園寺公望は、元満鉄副総裁松岡洋右を通じてある集団を満州に解き放つ。・・・・つぎに西木正明氏の「密偵二葉亭四迷」(講談社文庫)明治の文豪、二葉亭四迷は、日本陸軍の指令を受けたスパイだったのか。ポーランド独立運動との関わりも交えて隠された真実を明らかにしてゆく。・・・・つぎには、明治の文豪、山田美妙を祖父にもつ加納一郎氏の「ホック氏の異郷の冒険」(双葉文庫)陸奥宗光の極秘文書が鹿鳴館の一室から消えた。さあ、英国人ホック氏が、この事件のナゾを解いてゆく。・・・・速いペースですいません、次にいきます。最後に松村喜雄氏の「謀殺のメッセージ」(廣済堂)、悪名高い関東軍参謀辻政信が戦後、国会議員となってラオス内戦のカンボジアで消息を絶つ。各国の国益が絡み合う真相は何処にありや。

番外編として、冒険的要素が強い歴史ミステリーのジャンルで、景山民夫氏の「虎口からの脱出」(講談社文庫)、張作霖暗殺の目撃者の少女を追って関東軍、国民党軍、奉天軍が、三つ巴になり上海まで1600キロの脱出行は、スリル満点のカーチェイス、車好きにも絶対おすすめの作品。それから次は佐々木譲氏の「ベルリン飛行指令」「エトロフ発緊急電」「ストックホルムの密使」(すべて新潮文庫)の第二次大戦秘話三部作、祖国とは何かを問う長編冒険歴史ミステリー。次に紹介するのはちょっと異色で胡桃沢耕史氏の「天山を超えて」(双葉文庫)、昭和8年、日本軍のタクラマカン砂漠への謀略計画秘話。そして、お次は浅田次郎氏の「日輪の遺産」(講談社文庫)、帝国陸軍がマッカーサーから奪った時価200兆円の財宝のゆくえは・・・・。それから最近話題の松岡圭祐氏の「黄砂の籠城」(講談社文庫)1900年北清事変、義和団と日本駐在武官、柴五郎率いる列強11ヶ国の戦い。この作品も歴史ミステリーとはいえ、エンターティナー性が強く時代ミステリーに近い。題材がいいだけにちょっと残念である。以上紹介はこのくらいにしておきます。きりがなくなりますので。秋の夜長を歴史ミステリーで楽しんでください。

さて、トーンダウンしてファッションのお話ですが、婦人服のトレンド変化は実に早いものです。アンダーシルエットもスリムラインから、ゆったり目のバギー風シルエットにいとも簡単に変わってしまいました。こうわかりやすいと業界もMDしやすいでしょうね。

引き換え、紳士服のほうは、スリムシルエットが若年層中心に永らくはびこって、大きな変化は見られません。ゆったりとしたツータックとか、バギーパンツとか、昔日のソフトスーツには簡単に戻れないのがメンズの心理なのでしょうか。レディスと違ってカジュアル性が少ないし、上下変えてゆくには経済的負担もネックだし、何よりも仕事着中心なので、保守的な考えが強く、大胆な変化には、とまどうのでしょう。メンズは時間がかかります。

見本服グレー1

つづく

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