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今回は、ライターをされているノッコブ様にご登場いただきました。普段はジャケパンスタイルが多いそうですが、最近仕立てられたネイビーブルーのスーツでご登場いただきました。通気性の良い素材ですので、一年を通して快適に着用していただけます。もちろんサイズもぴったりで、お似合いですね。

尾州の服地に辿り着く

まずは今回選ばれた生地について伺いました。
「日本の毛織物で有名な尾州(Bishu)ブランドのものをと考えていました。それで、自分の好みをスタッフの方と話しているうちに、この生地に辿り着きました。見本を見て触りながら選べたので納得しています。というか非常に気に入っています。」
ノッコブ様、ありがとうございます、さすがお目が高い。尾州一宮は、イギリスのハダースフィールド、イタリアのビエラと並ぶ毛織物の世界三大産地の一つで、国内毛織物の80%を占めています。クオリティの高さから世界中の名だたるメゾンが買い付けに来るほどです。お選びいただいた三洋毛織さんの「パナマ」は、太めの糸を極限まで撚った平織り。ちょうど魚の骨のように芯がしっかりしたスーツに仕上がっています。着続けるうちに芯が柔らかくなり、馴染んでくる、言ってみれば生デニムのような素材となっております。

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決めるのも幸福なひと時

ご注文された感想はいかがでしたでしょうか。
「希望をいろいろ聞いてもらえる。それと的確なアドバイスをしてもらえるのもいいですね。表地も裏地も自分だったらこの色味は選ばなかったかもしれません。」
ネイビーよりも明るめのブルーが映えております。
「ディテールもスタッフの方にアドバイスをしていただきながら決めていきました。一つひとつ決めていくことも幸せな時間に感じました。袖口は本切羽に、裏地をキュプラにして、スーツの色に合わせてナットボタンを選びました。こだわり満載で、まさに自分のために誂えたのだと実感できます。仕上がりへの期待感も高まりましたね。スラックスのウエストの後ろ側に少しV字型のカットを入れてもらったのですが、気が利いているなと思いました。」
シートピースのことですね。切れ目の分だけ腰に余裕ができ、座ったとき、前にかがんだときに楽に着用していられるメリットがございます。オーダースーツのこだわりの一つです。

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スーツはサイジングが命

ノッコブ様は姿勢がよろしいのですが、なで肩です。オーダーならではのフィット感でお似合いの一着に仕上がりました。背中を見ても、袖ぐりに出やすい抱きじわもなく美しく仕上がっております。
「サイズが自分にジャストだと、スルッと纏えますね。」
おっしゃられるとおり、スーツはサイジングが命。全体のシルエットももちろんですが、各パーツのサイズ感にも流行があって、それによって新しく感じたり、古く感じたりするものです。サイジングにもこだわりたいものです。
「ネットでいつでも注文できるのは、気持ちに余裕ができますね。でもショップだと生地のテクスチャーを感じられますし、落ち着いた雰囲気の中でファッション談義などしながら愉しい時間を過ごせるのがいいです。コーヒーもいただきましたし(笑)」
ありがとうございます。ご来店いただいたお客様には、できるだけのおもてなしでお迎えしたいと考えております。あっ、もちろんネットでご注文いただくお客様にもベストを尽くさせていただきますので、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。